《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
「桃…似合ってる」


和也がネットで買った可愛い黒のベビードール。

私は和也にリクエストされて、恥ずかしいけど今夜、初めて着てみた。



「本当に恥ずかしい…」


私は両手で顔を覆いながらも、指と指の隙間から密かに和也の様子を伺った。


和也は不埒な視線を投げながら私を見ていた。



「子供が生まれたら…こんなコト、できないだろうなぁ」


「・・・」


私は和也の待つ布団の中にゆっくりと入っていく。



「ねぇ?電気消していい?」


「ええ~っ!?このままでしない?」


「それは無理無理無理…恥ずかしい…」

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