夏音



私の席は窓側の1番後ろ。
夏というこれからの時期、1番暑い場所。


「あ、あーちゃん、おはよー!」

「姫ちゃん、はよっ。」


教室にはいると、クラスに居る人は笑顔で挨拶してくれる。

いつもなら返せる挨拶も、今日だけは出来なかった。
先に家を出たはずの玲が、まだ居なかったから。

ただ寄り道してるだけかもしれないけど、玲はそんなことをする人じゃないから。


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