曖昧ショコラ【短】
こうして一緒に食事を摂るようになったのは、半年くらい前からの事。
例によって、ある日突然篠原から二人分の食事の支度をするように言われたかと思うと、出来上がった物を前にした彼が『一緒に食え』と言い出したのだ。
もちろん、自分(アタシ)に拒否権なんて無い。
あたしにとっては、罰ゲーム並の行為ではあったけど…
篠原に逆らえないあたしは、その日をキッカケにここに来る日はほとんどの確率で、彼と食事をともにする事になっている。
ハッキリ言って、一生懸命作った物を味わう余裕も無ければ、この時間を楽しめる事も無い。
その理由は、ただ一つ…。
例によって、ある日突然篠原から二人分の食事の支度をするように言われたかと思うと、出来上がった物を前にした彼が『一緒に食え』と言い出したのだ。
もちろん、自分(アタシ)に拒否権なんて無い。
あたしにとっては、罰ゲーム並の行為ではあったけど…
篠原に逆らえないあたしは、その日をキッカケにここに来る日はほとんどの確率で、彼と食事をともにする事になっている。
ハッキリ言って、一生懸命作った物を味わう余裕も無ければ、この時間を楽しめる事も無い。
その理由は、ただ一つ…。