Love☆Situation〜恋する乙女に送る物語〜
「えっと・・・わたし・・・」
そんな時、
―――キーンコーンカーンコーン
朝のHRが始まる鐘が鳴った。
「あ、ごめん。また後で」
「じゃあ、返事待ってるから」
返事・・・か。
私、今まで付き合ったことないし。
初めての告白だし。
嬉しいのは山々なんだけど・・・・・・
さっきの人の名前も学年も知らない。
「・・・・・はぁ」
わたしはため息をついて、自分の席に座った。