幸せの在処


「なに笑ってんだよ。」

「なんでもないよ♪」

「なんだよ。変だな、お前。」


そう言って、のぶは笑った。


その笑みは本当に一瞬だったけれど。


私の目に深く焼き付いた。


のぶの笑顔で、私の心は震えた。


「決めた!こいつの名前は、タマ‼」

「はいっ⁉」


唐突な声と共に出てきた子猫の名前に、変な声が出てしまう。


タ、タマって…。


「すごく普通すぎるよ!」


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