君が好きとか、ぜったいないからっ!
金色のあなた
え…、な…にあれ?
目の前には二人の男の子。
でも少し、いや、だいぶおかしい。
金髪の男の子の顔はあざだらけ。口から血を流してる。
「けんか…?」
殴り合いをしている。
どうしよう…?先生呼んだ方がいいかな?怖いよ。
「だれか…!」
ダメだ…。ここ、学校の裏だもん。誰もいないよ…
どうしよう。どうしよう。
殴り合いなんて初めて見る。どうしたらいいんだろう?
「始業式の朝から喧嘩なんて…」
あ…れ?
なんか、すこし変。
これって、喧嘩…
………じゃない!!
「ちょっと!!!!」
私は思いっきり金髪くんのほうに走っていった、
「やめなよ!!こんなことして恥ずかしくないの?!」
両手を思いっきり広げて金髪くんをかばおうとする。
こんなの…こんなの…
いじめだよ。
最初は気がつかなかったけど、ずっと一方的に金髪くんが殴られていた。
「大丈夫ですか?」
私は、小鳥の刺繍がしてあるハンカチ金髪くんにをそっとさしだした。
あーあー。これ、お気に入りだったのに。
しかも、殴ってた黒髪の人怖そうだよ…
でも、黒髪の人の方を向いて大声でいった。
「こんな、一方的な暴力ってどうなんですか?どんな事情があって、こんな事になったのかよくわかりませんけど、これって犯罪ですよね?それに……」
はっ、と口をつぐむ。
黒髪の人に睨まれて、私は言葉を続けることができなかった。
ぞくりと鳥肌が立つ。
その場から動くことも、視線をそらすこともできなかった。
なのに、足だけは小刻みに震えている。
全身が きけん といっている。
目の前には二人の男の子。
でも少し、いや、だいぶおかしい。
金髪の男の子の顔はあざだらけ。口から血を流してる。
「けんか…?」
殴り合いをしている。
どうしよう…?先生呼んだ方がいいかな?怖いよ。
「だれか…!」
ダメだ…。ここ、学校の裏だもん。誰もいないよ…
どうしよう。どうしよう。
殴り合いなんて初めて見る。どうしたらいいんだろう?
「始業式の朝から喧嘩なんて…」
あ…れ?
なんか、すこし変。
これって、喧嘩…
………じゃない!!
「ちょっと!!!!」
私は思いっきり金髪くんのほうに走っていった、
「やめなよ!!こんなことして恥ずかしくないの?!」
両手を思いっきり広げて金髪くんをかばおうとする。
こんなの…こんなの…
いじめだよ。
最初は気がつかなかったけど、ずっと一方的に金髪くんが殴られていた。
「大丈夫ですか?」
私は、小鳥の刺繍がしてあるハンカチ金髪くんにをそっとさしだした。
あーあー。これ、お気に入りだったのに。
しかも、殴ってた黒髪の人怖そうだよ…
でも、黒髪の人の方を向いて大声でいった。
「こんな、一方的な暴力ってどうなんですか?どんな事情があって、こんな事になったのかよくわかりませんけど、これって犯罪ですよね?それに……」
はっ、と口をつぐむ。
黒髪の人に睨まれて、私は言葉を続けることができなかった。
ぞくりと鳥肌が立つ。
その場から動くことも、視線をそらすこともできなかった。
なのに、足だけは小刻みに震えている。
全身が きけん といっている。