仕上げはおかあさん
下へ行く途中、異変に気付いた。

くせぇ

香ばしい、いや、香ばしすぎる臭いが家中を包んでいた。

台所へ急いだ。

「とーちゃん!煮込みすぎ!」


あ、あれ。
ヤツの姿がない。

いったん火を消し、周りを警戒する。

テーブルの横に生命体を感知した。

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