わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
通りの横を走る道路に…

わたしは、ふいに飛び出した。

目の前にトラックが迫る。


彼もこんな感じだったんだ。

…怖かったよね。

ほんと、ごめんなさい。


キキーッ、

ブレーキ音が耳を切り裂く。

間に合うわけない…

わたしは反射的に目を閉じた。

わたしの人生、

終了。


…ん?

…あれ?


何も当たらないよ。

って考えてるってことは、
生きてるみたい。
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