わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
なんか、疲れちゃったな。

わたしは、やつに聞いてみた。

「ねぇ、そっちの世界って楽しいの?」

「やっと死ぬ気になったか、ひひひっ」

満足げな笑い声。

これじゃ、あいつの思い通り。

でも、あいつは彼なんだよね…

結局、

わたしの味方は彼だけ。

その彼が死んでしまって、

こっちに来いと言ってる。

学校も、今日の繰り返しが続くだけ、

…か。

この先に未来が見えないよ。
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