青空バスケ―2nd―

そんなことを思い出しながらあたしはコートにいる二人を見た。


うん……良い顔してる。


第1クォーターが終了し、現在第2クォーター。


お互いの点数はそんなに変わらない。


正に互角の戦い。


「どうなるんだろう……」


分からない。

だけど、どちらが勝ってもおかしくない展開。


インターハイ出場を賭けた……二人の戦い。


……あたしはギュッと膝の上で手を握りしめた。


「岬。よく見ておけ。
これがお前がずっと見守ってきた男達の……勇姿だ」

「……はい」


みんな……頑張ってる。

< 184 / 201 >

この作品をシェア

pagetop