後悔バス【短編】
『私、ちゃんと伝えたくて…ずっと気になってたから。私、意地張ってたなって…。何かたった二歳年上ってだけで、意地張ってた』


佑香さん
そんな事、考えてたのか
全然、知らなかった
全くガキだったな俺


佑香さんは俺の方へ体を向けると


『私ね、あの時、君の事がとても好きだった。今でも思い出すと、胸が少し痛むくらい、君の事が好きだったんだよ…』


『佑香さん…』


俺は、やはり何も言えないでいた


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