ダイヤモンドの誘惑
・・・

そんな事を考えていると、

蓮が私を抱きしめた。

・・・

「おはよ・・・

顔色がすぐれないな?

具合でも悪いのか?」

心配そうな顔で、私を見つめる。

・・・

「おはよ・・・

うん、なんでもない。

そろそろ仕事に行かないと」

・・・

そう言って、笑顔を作った私。

・・・

「・・・そうか?

無理して仕事しなくてもいいんだぞ?」


「大丈夫。

本当に何でもないから」

そう言った私は、

蓮に軽くキスをすると、

ベッドから出ていった。
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