ダイヤモンドの誘惑
意外な提案に、

かすみは目を見開いた。

・・・

「オレの仕事が終わるまで、

本店から一歩も外に出るな。

傷つくかすみは見たくない。

愛斗の送り迎えを止めさせる変わり、

これは呑んでもらうぞ?」


・・・

「ちょ、ちょっと、

そんなことしてたら、社長業が

疎かになる」


そう言って慌てるかすみ。

・・・

オレは微笑み、

首を振った。

・・・

「これでも1.2を争う会社の社長だ。

疎かになんかしない。

いいか?オレのいう事をちゃんと聞けよ?」


「でも・・」


「・・もう、何も言うな」
< 162 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop