優しい手
それから教室に戻った
あたしたち…


歩くときずっと手をつ
ないでたから、みんな
に見られた。



女子は唖然ー…
男子はニヤニヤしてる。



「おやっ?りなおめ
でと!!上手くいった
みたいじゃん☆」


真っ先に笑いながら
話かけてきたのは
花梨だった。


「りなのこと頼んだ
よっ!悠哉君っ!!」

「おぉ!当たり前やん☆」



それから悠哉はみんな
にむかって笑いながら
大声で言ったんだ。

「みんなよく聞け!
これからりなは俺の
女だから手出したら
殺すんでーははは☆笑」

って…


男子も、笑いながら

「分かったょ!あぁー
りなちゃん可愛かった
のになぁ……まぁ悠哉
のなら仕方ないや←」


とか言って、すぐ認
めてくれた☆


でもまだ状況が飲み
込めない女子は唖然…



そりゃそうだよね。
悠哉は人気だし…


でもあたしたち恋人だし…

心配しなくても悠哉は
取られない…よね?

大丈夫だよね?


安心の反面不安があた
しの心を支配した…



こんなことがあった
おかげか、あたした
ちが恋人だってこと
はみんなに広まった。


次第に、ほかの女子も
普通になってきて、
今では男子と一緒にひ
やかしてくるように
まで変わっていた。



このころ…
やっと安心できた。



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