今すぐ好きって伝えたい!
気まずかった廊下も通り過ぎ。

「ここ!良くねぇ?」

「う…わぁ!」

目をキラキラさせて俺専用の場所を眺める愛花。

どこまでも魅力的。

「昼寝したいときいんだよな♪」

よしっ、やっと調子出てきた!



「そっか。それで話って?
美希待たせてるから早くしないとっ…。」

その言葉に俺は純粋にいらついた。

俺は愛花をずっと待ってた、会いたかった。

なのに…そんな言い方、ねぇよ。

「俺はお前と二人っきりになりたいからわざわざここに連れて来たんだけど?
お前はそんなに俺といるの…嫌?」

やっべ。完璧棘のある言い方しちまった。


< 29 / 159 >

この作品をシェア

pagetop