今すぐ好きって伝えたい!
でも、その女も長くは続かなかった。

次。次。次。次…。

親父の顔と性格につられた若い女たちが、とっかえひっかえ家にやって来た。

頭が壊れそうだった。

もうここまで来るとお袋とも思わなかった。

家事をしてくれるただの女。



「拓也、お前もパーティに来いよ。」

無理やり連れて行かれたパーティには美女しかいなかった。

これだけいれば女には困らないだろう。

「好みの女、探してこいよ。」


俺はまだ中学生なのに。

こんな場所、空気さえも吸いたくなかった。
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