君との幸せな心愛

純愛

「純愛」人は違うと言うだろう。


でも、初めて会ったその日、夜景から朝焼けを一緒に見るまで、優奈と洋介は、もう離れられないような一体感を味わっていた。

そして、今日まで、1年半会わずにいたのは、一体なんであったんだろう?

洋介は「神様のいたずらだよ。」となぜかとてもかわいらしくもあり、かっこよくもある言い方をした。

「不思議だね。ずっとずっと前からすべてお互い知っていた感じ。」優奈が言った。

洋介は身長は少し低めなので、男性のわりには、小さなかわいい手をしていた。

優奈の手の大きさにぴったりとマッチしていた。


「あったかい。」

「うん。ずっとこのままでいよう。」

「うん。ずっと手を握っていよう。」

「綺麗な朝焼けをいっしょに見よう。」

「うん。ずっとずっとね。」

「でも、東京帰らなくて大丈夫?」

「一晩くらい寝なくたって、まだまだ平気さ。」



優奈は、夢の中にいるような気分になった。

今までの彼氏って、いったいなんだったんだろう。「好き」の度合いが比べものにならない。

圭司との付き合い、宏樹への姉のような愛情、宏樹パパへの憧れのような愛情・・・・・・

愛の深さが計れない・・・・・



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