ばかなじみ!!!!
「…み、見せて…?」
結乃が手を差し出す。
俺は黙って親父の財布を渡した。
「っあ……父さんっの…財布だ…」
へへっと笑って財布を抱きしめ、
結乃は顔を布団に押し付けた。
…痛ぇ。………痛ぇ。
体じゃない、足じゃない。
痛くない。
でも………。
なんだよ…コレ。
胸のずっと奥がズキズキと痛みつける。
歯を食いしばっても痛くて…。
「父さん、母さん…」
小さく呟いた結乃の一言で
一筋、また涙が流れた。