優しく、抱きしめて。
第一章

1、君

冬夜side


ドタドタ・・・


ものすごい足音が


俺のいる国語準備室まで聞こえる



俺はその音を聞いて



『あ、来た』


そう思う



そう、俺はこの足音を知っている



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