AZZURRI~AZZURRO番外編~
「お前のような薄汚い男など知らぬ。
それに、お前ごときに名乗るつもりはない。」


「なんだと?!
このっ!」

「ジャン様っっ!!」

ジャンの言葉にカッとなったチャルスが
ジャンに殴りかかった

とっさにケシャがジャンの前に出るが
チャルスの拳は振り上げられたまま
それ以上動かなくなった

「な?!」

腕が動かなくなったことで
ハッと回りを見たチャルスは
愕然とした

そこにはチャルスを取り囲むようにして
ジャンの私兵が剣を抜いていた


そして
兵士の制服についた紋章を見て
チャルスはようやく目の前の男の
身分を知ることになる

「水瓶に魚…?!
もしや…あなたは…!!」

チャルスは人間とは思えない早業で
その場にひれ伏した

魚の絵が掘られた水瓶はが
アルヴェス帝国で最も古くからある貴族カレハ家の紋章だった
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