社長の吐息プラチナの甘美な囁き
『いじめさせろ』と言われて素直にいじめさせる馬鹿者はいない…



「ヤです!!」


「早祐はM で俺はSだ…カップリングとしてはベストだろ?」



「…私がMって誰が決めたの?」



「俺だ…お前…Sじゃあないだろ?会社では…お前がご主人様だけど、ベットの上では俺がご主人様だ…」



「そう言う…主従関係はヤよ!!」


「最初に…俺を社長の特権で異動させたコト…忘れたか?」



私は急所を突かれて、言葉を言い淀ませる。



「!?」


尚貴は目尻に浮かんだ涙を指で拭ってくれた。



「冗談だ…いじめたりしない・・・安心しろ」



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