社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「早祐さんにウチの会社にもメリットのある見合い話が舞い込んでいる」



早祐に見合い?


「相手は伊集院元総理の親戚で…今は参議員している。政界に脈絡の持つには最適な人材だ…」



「俺に別れろと言うのか?」



「…お前は早祐さんの秘書になるらしいな」


「…早祐の命令だ…社長の命令は逆らえない…」



「…尚貴…お前は早祐さんと結婚する意思はあるのか?」


「…結婚?」


「…そうだ結婚だ…」



「…俺、早祐の父親の相馬会長には嫌われてるし・・・」
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