社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「尚貴お前…その口ぶりは真剣に結婚を考えてるのか?」



親父は笑い出した。



「…笑いゴトじゃあねぇだろ!!」


「あら?尚貴…結婚するの?」


母さんが俺たちにコーヒーを持って来た。



「…尚貴は相馬会長の娘・早祐さんと結婚するらしい」



「そうなの?」



母さんの目つきは半信半疑だけど、息子の結婚話は悪くない話。
嬉しそうな微笑を浮かべた。


早祐の処女を奪った責任を取らされているみたいにしか思えない。
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