セックスフレンド
「瑞希くん……会社の先輩とは会社だけのつき合いにするから……会わないなんて言わないで…」

あたしは、瑞希くんの両腕を掴み嗚咽を漏らしながら言う。

「オレの気持ちは変わらないから、無理だよ。男の影がある女なんかに興味ないんだよ。オレはお手軽にヤレル女がいいんだよ」

「お手軽にヤレル女……」

「マナの事もそう思ってた。失恋したての女ってのは簡単にヤレル率が高いから、近ずいた。それだけだよ」

「嘘…でしょ?」

「嘘じゃないよ。何? 自分だから抱いてもらえたとでも思ってた?」
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