セックスフレンド
もちろん、仲良くするなとか冗談で言ってるんだけどね。

「今日は絶対負けないからな」

「おーっ。望むところだな」

哲也さんと貴広は火花を散らしている。

「マナ、何かくだらなくなってこない?」

「そうだね」

あたしとミカちゃんは、顔を見合わせて笑った。

うん。あたし笑えてる。

散々、泣いた分、とことん楽しもう。




ボーリングは、ほとんど、貴広と哲也さんがやって。

あたし達は見学者みたいになっていた。

そして、結果は──貴広が勝った。


「マナ! オレ達の勝ちだぞ!」

「やったね!」

パンッ!

2人で手を合わせた。

「あ~あ。テツ、また負けたね」




< 179 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop