セックスフレンド
あの日、あたしは同期で仲良しのミカちゃんに誘われて居酒屋へ。

失恋して元気のないあたしを心配してくれていた。


『ミカちゃん。ありがとう』

『気にしないで。それに今日はきっと楽しいと思うから』

ミカちゃんは意味あり気に笑っていた。

居酒屋に入って、15分くらい経った頃。

男の人たち数人が入ってきた。


『あっ。来た来た』

ミカちゃんが声を弾ませた。

男の人、数人はあたしたちの席に向かってきた。

そのうちの1人は、ミカちゃんの彼氏の哲也さんだった。

『マナちゃん、久しぶりだね』

哲也さんが笑顔で言った。
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