セックスフレンド
「あたし、瑞希くんの声が聞きたいよ……」

マナってまた呼んで欲しいの。

いっぱい話しがしたい。

好きだと気持ちを伝えたい──。


それから、あたしは、瑞希くんにいろんな話しをした。

でも、一向に目を覚ます気配はない。


「話しかければいいってもんじゃないんだよね」


ため息をついた、その時だった。

ピクリと瑞希くんの指が動いた。

今、反応したよね……?


そして、瑞希くんは、ゆっくり目を開けた。


「瑞希くん!」
< 294 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop