セックスフレンド
てきぱき。
大野さんは、部品詰め直してまた組み立てる。

仕事が早い。




黙々と作業を続けて、手直しが終わったのは、午前11時頃だった。

「よしっ。終わったし帰るか」

「はい」

予定より早く帰れる。
瑞希くん、まだ寝てたりして。

「あー。腹減った。紺野、飯、食いに行かない?」

「えっ…」

突然の誘い。

「寝坊して、朝飯抜いてきたんだよ。おごるけど」

「すみません。予定があるから行けません」

本当は予定なんてない。
瑞希くんが家にいるから断った。
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