セックスフレンド
アパートの前に車が停まる。

「今日、楽しかった?」

「うん。楽しかった!」

あたしは、弾んだ声で返した。

「オレのこと、少しは男として見てくれた?」

「えっ?」

「すぐには無理か…」

「……」

「また会ってもらえる?」

「いつ?」

「それは分かんないけど。会ってもらえる?」

こくん。
あたしは静かに頷いた。

「じゃあ。また月曜日」

「お休みなさい」

そう言って、車から降りようとした時。

「マナ」

貴広に名前を呼ばれて、振り向くと腕を掴まれ、

キスされていた──


< 82 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop