復讐と言う名の愛をプレゼント



『ハハ....なんだよ...』

アイツが部屋から出た瞬間に笑いが出た。

なんだよ

簡単ぢゃねーか



ア イ ツ が 好 き だ

簡単ぢゃねーか



"女"としてアイツを見てるんだ。

今思えば、
俺がアイツに惚れる理由なんて数え切れないほどあるぢゃねーか。

なんで俺気づけなかったんだろう

馬鹿だな、俺。

今はまだこの気持ちに知れただけで満足だ。

今はまだ
仲のいい大切な幼なじみとして
アイツの側に居よう。


あくまでも
"今は"だけど、

まぁ俺も男だし
いろいろと限界が来るだろう。

その時は
アイツに想いをぶつけよう。
その時まで俺は
幼なじみとしてずっとアイツの側にいる。

そう決めたのは
中2の春だった。


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