好きなんてありえない!!


梓はニヤッと
笑うと
由美の髪を
引っ張りながら
リビングへ
引きずっていく。

「っ痛い!」

「はっあんたのその顔
見てて気持ちいいや」

梓はリビングの
ペン立てにある
ハサミをとった。

「な…にする…」

「あんたの髪
邪魔でしょ?あたしが
切ってあげる」

「や…嫌!!」

「すぐ済むからさぁ
ちょっと黙ってくんない?」

「嫌だ…先輩っ!!」

「黙れって言ってるだろ」

梓は由美を勢いよく
蹴る。

「う…せんぱ…」

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