名無しのノート

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とにかく、情報を集めなくてはいけない。泣いている暇はない。

と、そのとき光が差してきた。
扉の位置確定。

…誰か入ってきた、というより、
手足、縛られてるんですけど!


やがて、扉が閉まる。
………えーなんか一人増えたんですけど?

さて、隣のヤツは男か女なのかも、不明。さっきから喋る様子はなし。寝ているのかな?

よし、体当たりしてみよう。

ドンッ

「うっ」

お、反応アリ!

声質から男、いや男子かな?まあとりあえず、男確定。

「君は、片瀬さんだね」

おっと、向こうから話しかけてきた。
ん?、なんで、
「私の名前知ってるの?」
「僕は、間宮大助(まみや だいすけ)あのノートを書いてた人だよ」
「へー」

………………はぁぁぁぁっ!?
ノートを書いてた?
というか、間宮?

「間宮ってあの?、クラスにいる、
校長の孫?」
「ああ」

すごく身近に犯人はいた。



…で、なんでここにいるの?
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