名無しのノート
目が覚めたとき、私はまだ廊下にいた。隣には、………………はぁっ!?

なんで…里沙さんが倒れてるの?もしかしてなんかされたとか?
私は里沙さんを揺すった。しかし反応はない。

「どうしよう、起きない」

そのとき、気づいた。里沙さんの手には、あの………ノートが握られていた。恐る恐る、中を覗く。



5時間目休み時間 片瀬気絶
同じく 大岡気絶




あー、そういうこと、しかし筆圧が二つは違う。おそらく、後から書き足されたものだろう。

つまり、里沙さんは私が倒れるって言うのを、私が倒れた後見たんだと思う、それで、自分も倒れたと。そしてこのノートにこの持ち主が付け足したと…………………………。













それ、私が悪いじゃん。
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