名無しのノート
「………ゆるしません………」
わたしはそう静かに呟きました。そしてトイレに向かいます。

気づくと、ノートを開けていました。


大岡さん、残念でしたね。止められなかったら……………………………………大切なものが消えますよ?
頑張ってください。 


わたしは、気づくとノートを引き裂いていました。

「…………ゆるしません……」

わたしは、これ以上大切な物を失いたくありません。

わたしは、全てをノートに書いてあることを阻止するため、捧げます。












命も。
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