名無しのノート
わたしは、誰もいない玄関で玉川さんを待ちます。
玉川さんは、朝は早いです。


数分後、玉川さんは来ました。
しかし…鞄は…………………ないです

「おはよう」
「……鞄は?」

「えっ、ああバス停に、置き忘れて…」
「……そうですか…今日なにか、変わったことは…」
「ああ、今日はいっぱい人がいたよ、それで、驚いて忘れたんだよね」


やられました、これでは防ぎようが、ありません。



わたしはふらふらと屋上へ向かいました。
< 58 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop