名無しのノート
「…お、お目覚めか、」

私は、今どこだろう?

「さて、お返ししないと…」

何を要求してくる?

「服脱げ」

私は何の抵抗もなく脱いだ。絹ひとつ纏わない姿となった。 

「うわ、こいつ本当に従ったよ、すげぇ、じゃあ写真を撮らせてもらうよ」

パシャ

「これ、バラまこう、いいなぁ、体全部とっておこう」


私は全く思考が働いていないひとつしか。ただひとつ思っていたのは、


…あなたがその写真をバラまくときは来ない、なぜならその時にはもうこの世にいないのだから。








学校ごと消してしまおう。全て、







私も。
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