わたしの意味
おれは彼女に言った。

みおちゃんいつの間にか強くなったね!

すると彼女は頭をふる。

いいえ、変わってませんよ…

一人暮らしだし寂しいときもあります。
まだ友達も数えるほどですし。

最初のころは…
何度かメールしたいと思いました。

でも、それじゃお互いにひとりの人間になれない。

お互いに辛いからって、
すがりついてちゃ前のままですから。

彼女の言いたいことはよくわかった。
彼女も辛かったはず。

いや、今もほんとは辛いのかもしれない。

でも三ヶ月間、ちゃんと耐えてきた。

壁を乗り越えようとしてるんだ。

彼女の気持ちが伝わる。

たしかにみおちゃんが言うとおり、
あいつは夢に逃げてるだけかもね…

彼女は微笑んで答えた。

理解していただけて嬉しいです、と。
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