カメラとぼくと…
←「ガチャ…」
白い部屋に数人の人が入ってくる。もう動かないぼくを見て「はぁ…」とため息をついた。
「今回もダメか……。このロボには導線を工夫したんだが。」
「ダメさ。やっぱり動かなくなった。」
「やはり人格を持ったロボというのは……」
「と、とりあえずもう一度この導線を使ってみよう。」
「そうだな。」
「そうしよう。」
男の人がぼくを触って、ボタンを押した。
「またリセットだ……。」
カチッという音がなった。そうしてその集団はぼくから離れ出ていった。