恋……シヨ?ー小沢尚人編ー
ギター1つで奏でたこの歌は、アルバムだけに収録されてるリュウジのソロだ。


まさかこんなスペシャルサプライズがあるなんて、スゴい感動ーっ!!





リュウジが歌い終わった後も興奮冷めないまま、まわりの女子生徒たちはいつまでも熱狂していた。



ううっ
もう今日という1日は忘れない…っ




「…なんや、大人気やなぁリュウジのオッサン」



なにぃ!?

あのリュウジの事をオッサン呼びをするなんて、どこの不届き者だ!


私は全ての女子の敵と思われる奴の顔を見てやろうと、キッと声の主を見上げてやった。




「…て!
赤坂くん!?」



「お、梅シュやんか。
奇遇やなぁ」



まさか人類の敵が赤坂くんだとは。

この関西猿、乙女の鉄拳制裁を食らわせてやるべきかしら。




「赤坂くんっ
リュウジをオッサン扱いだなんて、絶対に許さ…」



「東京行ったまま帰って来んから冷たいわぁ思とったけど、まさかこんなサプライズかましてくれるなんてなぁ。
いとことしても、鼻高々やわ」



い いとこーっ!?


赤坂くんとリュウジが、いとこ同士だなんて………っ



「それって、赤坂くんにお願いしたらサインもらえちゃうって感じかなぁ」



「ん?頼んだろか?」




あぁ…っ

赤坂くんって、乙女の救世主なんだね!!←











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