恋……シヨ?ー小沢尚人編ー
「そーだ、心花。ね、聞いてよ。
わたしね、あの氷上の貴公子と呼ばれてる大沢グループの御曹司、大沢輝良の指輪もデザインしたのよー!」
「大沢輝良?」
急にパッと顔を明るくし、自慢するように言ってきたお姉ちゃんだけど。
大沢グループとか言われても、そういう社会の話には付いていけないからわからない。
御曹司とか言ってるから、さぞスゴいお金持ちのスゴい人なんだろうけどさ。
「心花、知らないの?
そうだ、丁度大沢輝良の載ってる雑誌あるから見て」
お姉ちゃんは自分の荷物をガサガサと漁り、ファッション雑誌みたいなものを取り出した。
…そんな雑誌は買ってんのに、パジャマはアディダスもどきなんだね。
「えーっと…あ、これこれ。
ほら、このページに写ってる大沢輝良の手を見て!
この指輪、わたしがデザインした奴なんだよ!」
「…ぇ…っ!?」
そう言ってお姉ちゃんが指差した雑誌のページを見て、私は違う意味で驚いてしまった。
だって、そこに写っていたのは…っ
わたしね、あの氷上の貴公子と呼ばれてる大沢グループの御曹司、大沢輝良の指輪もデザインしたのよー!」
「大沢輝良?」
急にパッと顔を明るくし、自慢するように言ってきたお姉ちゃんだけど。
大沢グループとか言われても、そういう社会の話には付いていけないからわからない。
御曹司とか言ってるから、さぞスゴいお金持ちのスゴい人なんだろうけどさ。
「心花、知らないの?
そうだ、丁度大沢輝良の載ってる雑誌あるから見て」
お姉ちゃんは自分の荷物をガサガサと漁り、ファッション雑誌みたいなものを取り出した。
…そんな雑誌は買ってんのに、パジャマはアディダスもどきなんだね。
「えーっと…あ、これこれ。
ほら、このページに写ってる大沢輝良の手を見て!
この指輪、わたしがデザインした奴なんだよ!」
「…ぇ…っ!?」
そう言ってお姉ちゃんが指差した雑誌のページを見て、私は違う意味で驚いてしまった。
だって、そこに写っていたのは…っ