恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
私は背伸びしながら階段を降りてくる大勢の人の中に雅晴の姿を探す。
──あ、いた!!
「雅晴!」
名前を呼ぶと、大好きな彼は私を見付けて綺麗な瞳を細めて柔らかく微笑む。
「心花さん、久しぶり」
「久しぶり~!
あ、私があげたマフラー使ってくれてるんだ」
「もちろん」
雅晴の首に巻かれたラベンダー色のマフラーは、クリスマスに私がプレゼントしたもの。
似合ってるし、使ってくれてることが嬉しい。
すると、突然。
「──わっ…!」
私は手を引っ張られてぽすんと彼の腕の中に収まった。
うわー、皆見てるって…!
人前で抱きしめられるのは恥ずかしいけど、でもそれ以上に幸せだ。
──あ、いた!!
「雅晴!」
名前を呼ぶと、大好きな彼は私を見付けて綺麗な瞳を細めて柔らかく微笑む。
「心花さん、久しぶり」
「久しぶり~!
あ、私があげたマフラー使ってくれてるんだ」
「もちろん」
雅晴の首に巻かれたラベンダー色のマフラーは、クリスマスに私がプレゼントしたもの。
似合ってるし、使ってくれてることが嬉しい。
すると、突然。
「──わっ…!」
私は手を引っ張られてぽすんと彼の腕の中に収まった。
うわー、皆見てるって…!
人前で抱きしめられるのは恥ずかしいけど、でもそれ以上に幸せだ。