恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
「兄ちゃんと家族になるの嫌?
そういえば、会った頃は心花さんすごい怯えてたもんね」


「あっううん、そういうことじゃないの!
私も最近よく八百屋の武藤に買い物しに行くから、だいぶ打ち解けてきたし!」



両手を胸の前で振りながら弁解すると、何故か雅晴はムッとした顔になる。


えっ!?私、何か悪いこと言った…?



「ふーん…僕よりも兄ちゃんの方がよく会ってるってことですか…」


「え゙っ!?」



もしかして…嫉妬?

意外とヤキモチ妬きな雅晴を、やっぱり可愛いな、なんて思った瞬間。



「……僕が心花さんを独り占めしたい」



そう言って、雅晴は再び私を抱き寄せた。


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