恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
なんだか艶めかしい眼差しを向けて赤坂くんの腕に寄り添う忍先輩に、赤坂くんはタジタジになっている。


先輩…どんどん疑惑が深まっていっちゃいます!!




結局私達は4人並んで観戦することに。

開始30分でママ高が一点リード、けれども東高も負けじと攻めていくいい試合が続いている。



すると、優ちゃんがドリブルの最中に相手選手に足を引っ掛けて派手に転んだ。

私は思わず「きゃ…っ!」と声を上げてしまい、スタンドもどよめく。



「うわー痛そう…!大丈夫かな?」


「優ちゃん……」



夕陽と心配そうにグラウンドを見つめていると、私の視界の端に白い何かが入り込んだ。


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