溺愛カンケイ!

拓也さん…私に気付いてた。
でも目を合わせてくれなかった。

私、何かしたのかな。ホントに理由が分からない。

家に帰り、服もそのままにソファーにもたれ掛かっていた。

嫌われちゃったのかな…。

目頭がじわりと熱くなり鼻もツンとする。
目を閉じると涙が溢れ落ちる。
鼻をすすりティッシュで拭う。


はぁ、溜め息をつき立ち上がった。


洗面所の鏡を見て驚いた。
メイクはグチャグチャだし目は真っ赤…。


「うわっ、ヒドイ顔…」


お風呂に入ろう。お気に入りの入浴剤を入れて心を落ち着かせよう。


「ふぅー」

何がいけなかったんだろう。いくら考えても答えは出ない。


「あぁ~もうっ」

ブクブクと顔を湯船につけた。
そのまま一時間近くお風呂に入っていた。
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