溺愛カンケイ!
お風呂から出て髪をタオルで拭きながらリビングに。
テーブルに目を向けると置いていた携帯に着信ランプがチカチカと光る。
誰からだろう。
「あっ、拓也さん…」
拓也さんから数件の着信があった。
どうしよう、折り返し電話しようかな。
でも何を言われるんだろう、怖いな。
――…ピンポーン
その時、インターホンが鳴った。
誰だろう、こんな時間に。時計を見ると21時前…。
深く考えずに鍵を開けドアを開けると髪を乱し息を切らした拓也さんが目の前に。
「えっ、拓也さ、ん」
「花音…」
グイッと腕を掴まれそのまま抱き締められ、バタンと拓也さんが背中でドアを閉めた。
「ごめん、花音。メールの着信に気が付かなかった。花音は何も悪くない。俺が大人げなかったんだ。ごめんな、辛い思いをさせて…」
何度も謝り抱き締めている腕に力を込める。