溺愛カンケイ!
拓也さんは目を瞑り左手を顎にあてしばらく何か考え込み、そして口を開いた。
「俺が仕事終わりに花音の家に泊まろうか?」
いきなりの爆弾発言に目を見開いた。
「彼氏の俺がいるのに友達に頼むのも悪いだろ」
ヒャー、もう興奮状態の私。
「そんな…私は平気ですし…拓也さんに迷惑をかけたくないです」
「何を言ってるんだ。迷惑だなんて思わない。俺が花音と一緒にいたいんだよ」
拓也さん今日はすごい甘いんですけど…。
言葉だけで蕩けそう。
そして拓也さんはニヤリと笑い追い討ちをかけるように第二段の爆弾発言を私に落とす。
「風呂もちゃんと入れてやるから安心しろよ。隅々まで洗ってやるから」
…っ、なんて事を…。
無理無理、いくら何でも恥ずかしすぎる。