溺愛カンケイ!
主任と向き合う時

職場復帰し早1ヶ月半。

ほんの少しのブランクだけど、軽く浦島太郎状態な私。
仕事の勘を取り戻しつつ、やるべき事をこなしていく。

今は課長に提出した書類のチェック待ち。
とは言っても他にも仕事はあるので手と頭は動かさなきゃ、なんだけど。


やっぱり仕事中の拓也さんは課長であり上司。
当然の事ながら甘い雰囲気なんてこれっぽっちも持ち合わせてない。

さすが無口なクール系イケメンと言われるだけあって仕事の時は…怖い。

眼鏡の奥の切れ長の目を細め、ジロッと見られると流石にビクつく。


「小林、ちょっといいか」

「はい」

脳内でいろいろ考えていたら呼ばれた。

席を立ち、課長を見ると…あの表情からして嫌な予感しかしない。

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