君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
~琴音side~



チュン、チュン。







もう朝!?







あー、いつの間に寝ちゃったんだろ、あたし。






コンコンッ






誰かがあたしの病室をノックする。







「はい?どうぞ」







「琴音チャン…どうし…よう…?」







病室に入ってきたのは、涙でくしゃくしゃになった海生さんだった。







「え…?どうしたんですか…?」







「空斗、空斗ね、また発作がでて…もう、限界だって…」






「え…?」






今、なんて言った…?




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