君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
「ちわーーっ」



え。はっや!!



ちょっと待って!?



あたしたった今送信したよね!?



まだ20秒もたって無いよ!?




「早すぎない…?」



それに、蓮息荒れてないし。



「ああ。空斗の元病室に居たんだ~」



なぜですか?



空斗の病室はもう綺麗サッパリと片付いている。



悲しいくらい跡形も残らずに。



「…もしかして琴音、忘れてる…?」



「…なにを?」



なんか、あったっけ?



すると、蓮が爆笑しだした。



「何で笑うの!?」



蓮はあたしに応えずにお腹を抱えて笑っている。




「あははははッ!空斗の言ってた通りだ!」




空斗?







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