君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
部屋に入って数少ない私服を出す。



「うーん…どれがいいかな~?」



パッと顔をあげると時計が集合時間の10分前になっているのにきずいた。



「やっばっ!えーと、これにしよ!」



適当に一番近くにあった服を手に取った。



「あー今まで何のために悩んでたんだろ!もったいない…」



ごちゃごちゃしながらも手に取った服を急いで着た。



そして病室を出る。



「あー!笹原さん!走らないでー!」



「はいはーい!でも今日は多めにー♪」



あたしはご機嫌に病院を出て急いで集合場所に向かった。
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